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高血圧

ふと血圧を測ったら高かった…

これ病院に行った方がいいのかな?たまたまじゃあないの?

 

その通りでたまたま高かった、という可能性は充分にあります。

病院や健診で血圧を測ると少なからず緊張などあり、普段と違う状況だから高くなりやすくなります。

いわゆる白衣高血圧ですね。

 

突発的に血圧上昇するのは一喜一憂する必要はありません。

白衣高血圧では心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気の頻度をあげないことは証明されています。

といっても高血圧の予備軍なので油断はできません。

 

病院や健診で血圧上昇を指摘された人はまず家で測るようにしましょう。

毎日を過ごす落ち着いた空間で高い血圧が何日も続くようなら治療しなければならない高血圧です。

 

測るタイミングは朝起きてから1時間以内にしましょう。

けど・・・

朝の血圧は高いからわざわざそれを指標にしなくていいんじゃあないの?

 

確かに朝は気温の低下や寝ていることで足の血圧と同じ高さになることで血圧は上がりやすいです。

しかしその朝方の血圧の上がったタイミングでの心筋梗塞や脳卒中となることが多いのです。

 

血圧の薬を飲み始めると一生飲み続けないといけないと聞くから

受診したくない人も多いですよね。

 

確かに飲み続けなければならない人はいます。

しかし減量や塩分制限で内服を中止できる人は少なからずいます。

そして何より治療しなければならない状況なんです。

 

当院では二次性高血圧という生活習慣病以外の高血圧の検査もしておりますので

どうぞお気軽にご相談ください。

脂質異常症

春の健康診断が終わり、コレステロールの異常を指摘された方はおられると思います。

 

けど前々から指摘されてはいるけど特にしんどいこともないし…

 

そもそもコレステロールだって必要なエネルギーじゃあないの??

 

色々疑問があり、治療が必要と言われてもなかなかその気にはなれませんよね。

 

その通りで脂質異常症があったとしても特に症状はありません。

 

そしてコレステロールは必要なものです。

 

コレステロールは色々な材料になる他、血管の修復などにも関わっています。

 

よく悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが血管に吸収され、

 

よく善玉と呼ばれるHDLコレステロールが血管に吸収されたコレステロールを引き抜くわけです。

 

そうやって血管を保っているんですね。

 

どちらも必要なものですが、そのバランスが崩れLDLコレステロールが過剰になってしまうと

内膜が増殖し、粥腫を形成、血管が狭くなってしまうのです。

 

血管が詰まり、心筋梗塞、脳梗塞などになるまではなかなか症状としては現れません。

 

そうならない前に治療は必要です。

 

実際どのくらい動脈硬化が判定するのに当院では頚動脈エコーも行っております。

 

まずは相談だけでもお越しください。

 

睡眠時無呼吸症候群

テレビなどでも取り上げられることも多く、耳にすることが多い病名となってきました。

 

英語ではSleep apnea syndrome、「サス」と略して呼ばれることもあります。

 

家族から無呼吸を指摘された場合は高確率で治療が必要なことが多い病気です。

 

寝ている間、体の酸素濃度が低くなり様々な症状、合併症が出現する病気です。

 

深い眠りが得られないため、日中の眠気や倦怠感を感じるようになり、運転中など大事なタイミングでも突然の眠気がでてきてしまいます。

 

自分自身の問題だけではなく、家族、職場、更に交通事故となった場合は無関係な方まで被害が生じます。

 

1時間に30回以上低呼吸、無呼吸が出現していると重度です。

 

心不全、脳卒中、不整脈の原因となる他、高血圧、糖尿病など生活習慣病となる可能性も高くなります。

 

検査と聞くと随分大層なものを想像してしまうかと思いますが、そこまで大変なものではありません。

 

検査の料金は3割負担の方で3000円程度です。(簡易ポリグラフ)

 

まずは受診することから始めましょう。

狭心症・心筋梗塞

最近年のせいか息切れがするようになったなあ…

その息切れ、本当に年齢のせいでしょうか?

 

典型的な狭心症の症状は労作時つまり運動時の胸痛、息切れです。

 

心臓の血管・冠動脈がせまくなることにより狭心症になります。

 

運動時には他の筋肉や臓器も血液を必要としており、

冠動脈が狭くなったところから先に血が流れにくくなることにより症状が出現します。

 

そして完全に詰まってしまうと恐ろしい心筋梗塞になるのです。

 

治療をしてから

「ああ、あの症状は年のせいではなくて狭心症のせいだったんだな」

こういう人は少なくありません。

 

原因は動脈硬化からですので

糖尿病

高血圧

コレステロール高値

喫煙

などが危険因子です。


 

当院では病院との懸け橋となり適切な治療を選択できるように努めております。

まずは御相談ください。

心肥大を指摘されたら

レントゲン写真を見ながら

「あー心肥大がありますね。」

そう言われても、そのことについて説明されないことが多いですよね。

 

その間違いと心肥大とは何かを説明し行きましょう。

 

まず心肥大は心臓の筋肉が分厚くなることです。

レントゲンで心臓が大きく見えるのは心臓全体の拡大ですので意味が違います。

心肥大は心臓のエコー検査で測定されます。

 

「心臓の筋肉が分厚くなるとパワーが強くなりそうだし何が悪いの?」

心臓はポンプの運動をしていますから

確かにぎゅっと収縮して全身に血を送る力は強くなりそうですよね。

しかし、分厚い風船が膨らみにくいのと同じで

心臓が拡張して血を補充する力は弱くなってしまうんですね。

 

それを拡張能低下と呼びます。

ひどくなると血を補充できず空うちの状態となり心臓の機能が低下します。

不整脈や心不全の原因となってしまいます。

 

原因で多いのは高血圧。

血圧が高いため、更に頑張ろうと心筋が太くなってしまうんですね。

他にも心筋症など体質によるものもあります。

 

心臓のエコー検査をして状態の把握、治療を開始しますので

指摘された場合は当院にお越しください。

心室期外収縮

 

健診で指摘されたという人も多いと思います。

 

年齢を重ねる増えてきますが若い人でもよく見かける不整脈です。

 

心不全や狭心症などの虚血性心疾患が原因になることがありますが、

ほとんどは無害のことが多いです。

 

症状が無く、心エコーで心臓の機能が問題なくて、24時間心電図(ホルター心電図)で

頻度が異常に多くなければ治療は必要ありません。

ですので検査は念のため受けてください。

 

本当に治療は必要ないの?

 

お薬を使えば頻度を下げれる可能性はありますが、

基本的に無害の不整脈なので内服による副作用の方が害となる可能性が高いのです。

 

症状がある場合でその症状で生活の質を落としている場合は治療適応となります。

 

お困りの場合は是非ご相談ください。

 

 

 

循環器内科って何を診てくれるの?

実は外来でもよく聞かれます。

ですので知らない人も結構いますので安心してください。

 

主に心臓、そして血管についての病気を診る専門の内科です。

 

心臓病といえば狭心症や心筋梗塞、不整脈、心不全みたいな良く耳にするものから

馴染みのない弁膜症や心筋症などがあります。

 

血管の病気といれば高血圧。

足の血管が狭くなる病気、下肢閉塞性動脈硬化症や

肺塞栓などもそうです。

肺と聞くと呼吸器内科と思うかもしれませんが肺の血管は循環器なのです。

 

といっても最初から病名がついている訳ではありませんので受診のきっかけになる

症状についてご紹介しましょう。

 

●胸痛

突然命を落とす可能性がある病気として心筋梗塞

大動脈が傷ついたり裂けたりすることでおこる大動脈解離

エコノミークラス症候群などで有名な肺塞栓などがあります。

持続する胸痛を自覚する場合はこのような病気の可能性があるので

救急車を呼ぶことも考えなければなりません。

 

他にも狭心症、不整脈、心不全などやはり心臓が原因になる病気や

肺の病気や、胃、食道、胆のうなどの消火器官の病気、

はたまたパニック障害などの心因性の要因など様々あります。

 

●息切れ

歩行や階段などの運動しているときに息切れ、年齢のせいにしていませんか?

早期に発見しなければならないのは心不全、狭心症です。

 

肺気腫などの肺の病気、貧血などでも出現します。

 

●動悸

安静時に続く動悸。

その症状不整脈ではないでしょうか。

症状、安静時の心電図だけではどの不整脈が原因かの判断は困難で、
まずは本当に不整脈からの症状なのか?何の不整脈か?を特定することが必要です。

 

●意識消失

一時的な脳の血流が低下から意識消失したもので目の前が真っ暗になるなどの症状があります。
意識消失すると脳の病気だ!と考えてしまいがちですが、、
脳卒中での意識消失より、不整脈や血圧低下で失神する方が頻度が高いのです。
また、意識を失うと通常の転倒とは違い、防御反応なく倒れるので頭部外傷などで致死的な状態になり得ます。

 

●血圧が高い

高血圧は血管に関連するので循環器科が専門科になります。

血圧を下げる薬を開始したのになかなか改善しない!

若くて摂生もしているのに血圧が高い…

ホルモンの異常や腎臓の血管の異常、睡眠時無呼吸症候群などが原因かもしれません。

 

●心電図異常

何にも症状がないのに健診で心電図異常を指摘された。

何故だろう…

全ての心臓の病気は無症候性、つまり症状がないことがあります。

 

 

循環器内科の受診のきっかけになる症状は主にこんなところです。

特殊な外来としてはペースメーカー外来、睡眠時無呼吸外来なども行っておりますので

お困りの際は是非おこしください。

不整脈

突然の動悸の自覚はありませんか?

 

症状の自覚は様々で、胸がくっとつかまれた感じ・・・ 

          急に心臓がばくばくする・・・

          心臓がおどっているような感じ・・・

          胸を針でさされるような感じ・・・  

 

このような症状を自覚すると不安につつまれると思います。

 

私でもこのような胸の症状が出現すると

 

病気ではないと感じていても何とも言えない不安な気持ちになります。

 

失神したことがありますか?

 

失神は一時的な脳の血流が低下から意識消失したもので目の前が真っ暗になるなどの症状があります。

 

失神すると脳の病気だ!と考えてしまいがちですが、、

 

脳卒中での失神より、不整脈や血圧低下で失神する方が頻度が高いのです。

 

また、意識を失うと通常の転倒とは違い、防御反応なく倒れるので頭部外傷などで致死的な状態になり得ます。

 

症状、安静時の心電図だけではどの不整脈が原因かの判断は困難で、

 

まずは本当に不整脈からの症状なのか?何の不整脈か?を特定することが必要です。

 

日常生活の中で継続的に心電図を実施できるホルター心電図をまず行うことが多いです。

 

当院では解析機も採用しており、ホルター心電図返しに来てもらってから数分での説明が可能です。

 

症状を自覚したら早めにお越しください。