循環器内科

高血圧

食事の欧米化に伴い増えております。血圧が高くなることで血管の壁に負担がかかり、変形や拡張、破裂などの危険性もあります。心臓や腎臓への負担もあり、動脈硬化の原因となります。減塩食を基本とした食事療法、運動療法を行うことで充分改善が目指すことができる疾患です。また甲状腺や副腎、腎動脈が原因となる二次性高血圧もあり鑑別をいたします。→詳しくはこちらの記事を。

狭心症、心筋梗塞

心臓は全身の臓器や筋肉に血液を送るポンプの働きをしております。心臓も筋肉でできているため例外ではなく、血液を必要としております。心臓の周りに冠動脈と呼ばれる心臓の血管があります。その冠動脈が動脈硬化で狭くなったり、詰まってしまうことで胸の症状が起こります。心筋梗塞になると心不全、致死的な不整脈、心破裂などで命を落とす病気となる可能性があります。そうなった場合は時間との勝負で救急車を呼び、いち早く治療することが重要となります。前もって狭心症のうちに検査、治療しておくことが非常に重要です。

心臓弁膜症

心臓はポンプの働きをしており、全身に送った血液が戻ってこないように4つの逆流防止の役割を果たす弁があります。その弁が固くなり狭窄してしまうことや壊れてしまって逆流が多くなってしまうことがあります。大半は悪くなるまでは無症状で経過することが多く、健診の心雑音などで指摘されることが多い病気です。一般的に悪化を抑制する生活や内服はなく、重度となった時点で外科的な治療が必要となります。症状が出るまで待っていると心機能が悪くなることが適切な手術の適応か判断が必要になります。当院で心臓の超音波検査を行って重症度の判定を行います。

心不全

上記のような心臓の病気で全身に血液を送るポンプの機能を保てなくなった状態です。心臓から血液が出て行かないため、心臓に血液を送っている肺に血液が渋滞します。肺から気管支や間質に水が染み出て呼吸するのを苦しく感じるようになります。陸にいるのに水の中のような苦しさになります。もちろんこのような状態にならないように上記の病気を治しておくことが必要です。塩分制限や水分制限、利尿薬などの内服が必要となります。

下肢の閉塞性動脈硬化症

足の血管が動脈硬化により狭くなり、また詰まってしまうことで足の症状でます。第1段階で足の冷感、第2段階で歩くと足の痛みが出現するようになり、止まれば改善するようになります。第3段階では安静時の足の痛み、第4段階では潰瘍と呼ばれる傷ができ治りにくくなったり、足の先から黒色に変化し壊死してくる可能性があります。最悪の場合細菌の感染で命を落とす可能性もあり、足の切断を回避できない場合があります。

不整脈

動悸の症状を自覚している方は原因の精査を行います。また心房細動などの慢性的な不整脈に関しても加療いたします。ワーファリンなどの抗凝固薬のコントロールから脈拍のコントロール、洞調律の維持(規則正しい脈を保つ)を行います。→詳しくはこちらの記事を。

ペ ースメーカー外来

ペースメーカーの電池残量や機能の設定、リード呼ばれるコードが切れてきていないかを検査をいたします。予約の検査となりますのでまた御相談ください。